シンガポール創設に寄与したのラッフルズ卿の上陸地
アジア文明博物館が入っているエンプレス・ビルの隣に、シンガポール川に面して白いラッフルズ卿の像があります。トマス・スタンフォード・ラッフルズ / Sir Thomas Stamford Raffles(1781年7月6日~1826年7月5日)が、1819年に初めてシンガポールに上陸した記念の地です。
像の傍らには扇椰子が大きく葉を広げています。ラッフルズ上陸地点は、言うなればシンガポールのへそ。すぐ近くには、ビクトリア・コンサートホール&シアターや国会議事堂、最高裁判所などコロニアルスタイルの建物が並んでいます。まさにシンガポールの行政、司法の中心地です。
トマス・スタンフォード・ラッフルズは、イギリスの植民地建設者でありシンガポールの創設者とも言われる人物。1818年に当時、スマトラにあったイギリス東インド会社の植民地ベンクレーンにベンクーレン準知事として赴任。マレー半島南端の島シンガポールの地政学上の重要性に着目し、ジョホール王国の内紛に乗じてシンガポールを獲得。その後、1822年から1823年までシンガポールに留まり、自由貿易港を宣して植民地建設に携わっています。 ラッフルズは植物学・動物学・歴史学などの学問に通じており、ジャングルの調査を自ら組織して、世界最大の花・ラフレシアを発見しています。さて「植民地支配者」と言えば、非常に悪い人物という印象を受けます。しかし、シンガポールでは貿易中継地点として街を繁栄させた功績により、ポジティブな印象を持たれています。
さて、ラッフルズ卿の像のすぐ目に前にあるシンガポール川からは、昔の中国風のボートの遊覧船・シンガポール・リバー・クルーズの乗り場の一つとなっています。予約がなくても、その場で乗船してシンガポールの町並みを川から観光することができます。
Singapore / Vasenka
Singapore / jodastephen
Singapore ~ Raffles Landing Site / Vasenka
Raffles Monument / mrpbps
ラッフルズ上陸地点の詳細地図
ラッフルズ上陸地点 / Raffles Randing Site
ラッフルズ上陸地点の概要
- 正式名称
- ラッフルズ上陸地点 / Raffles Randing Site
- 住所
- North Boat Quay, Singapore
- アクセス
- MRT南北線・東西線のラッフルズ・プレイス駅下車、徒歩約5分。
- Tel
- –
- 料金
- 無料
- 休業日
- 無休
- サイト
- Raffles Randing Site