シンガポール最大規模を誇るシンガポール国立博物館
シンガポール国立博物館は、シンガポールで最も古い歴史を誇る博物館です。もともと1849年にRaffles Institutionの図書館の一部として設置したのが始まりで、その後、数回移転した後、1877年にスタンフォード・ロードに設置され、現在に至っています。
シンガポールの歴史に焦点を当てているシンガポール国立博物館は、1993年から2006年5月までの間は「Singapore History Museum」という名称でしたが、また現在の名称に戻っています。2006年12月2日に、3年半の改装を経てリニューアル・オープンしています。
リニューアルに際して、博物館の常設展示である「ヒストリーギャラリー」(新館)と「リビングギャラリー」(旧館)という2つの常設展示ギャラリー内の全ての解説が多言語対応となっています。貸し出しされる「コンパニオン」という名称の音声ガイド器が英語、中国語、マレー語、日本語の4ヵ国語に対応、日本語にも対応しているのが嬉しいところです。シンガポールの歴史と文化をジックリと体感することができます。
さて、同博物館で一番の見所ともいえるのが「ヒストリーギャラリー」です。14世紀から現代に至るまでのシンガポールの歴史を、音と映像、展示品で紹介。国旗、代表的な書籍、音楽、衣服、食器に至るまで、変遷を重ねてきたシンガポールの歴史文化を体感することができます。視聴覚ガイド機器「コンパニオン」では、展示品の解説に始まり、日本人の声優によるナレーションでシンガポールの歴史を聴くこともできます。
一方、「リビングギャラリー」では、シンガポールの食文化、ファッション、写真、映画という4つのライフスタイル・テーマを通して、多民族国家シンガポールの生活文化を歴史を展示している構成です。テーマ毎に日本語のパンフレットも無料で用意されています。
じっくり見て回れば、たっぷり一日はかかるほど充実の内容ですが、ボランティアガイドによる日本語館内無料ツアーで、約1時間30分ほどで効率的に館内を見て回ることもできます。
また、シンガポール国立博物館はでは2つの常設展示の他、新コンセプトの展覧会やイベントが数多く行われるようになり、非常に注目を集めています。
広々とした館内には休憩場所や、洒落たレストランやショップもあります。シンガポールの名所の一つとも言える博物館です。
シンガポール国立博物館の概要
- 正式名称
- シンガポール国立博物館 / National Museum of Singapore (ナショナル・ミュージアム・オブ・シンガポール) / 新加坡国家博物院
- 住所
- 93 Stamford Road Singapore 178897
- 交通アクセス
- MRTサークル線のブラス・バサ / Bras Basah 駅下車、徒歩約5分。あるいはMRT東北線・南北線のドビー・ゴート / Dhoby Ghaut 駅下車、徒歩約5分。
- Tel
- 6332-3659
- 料金
- 各ギャラリー共通で、大人:10シンガポール・ドル、学生・60歳以上:5シンガポール・ドル、6歳未満子供:無料
- 開館営業時間
- シンガポール歴史ギャラリー / Singapore History Gallery: 午前10時~午後6時、最終入場は午後5時30分まで。
- シンガポールリビングギャラリー / Singapore Living Galleries: 午前10時~午後8時。最終入場は午後7時30分まで。なお、午後6時以降は入場無料となります。
- 日本語無料ガイド
- 火~金曜:10時30分から。予約の必要はありません。
- 休業日
- 各ギャラリーとも年中無休
- 公式オフィシャル・サイト
- National Museum of Singapore
シンガポール国立博物館の詳細地図
シンガポール 178897
20081001_1650 / hslo
National Museum of Singapore / thepatrick
National Museum of Singapore – Displays / futureshape
THE BAG: Carrier bags in Singapore from the 1950s to the 1980s / chinnian
National Museum of Singapore / thepatrick
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